Babymetal、3rdアルバム「METAL GALAXY」について 4 散文形式
シリーズ4回目。
今日はずーっと家にいて、ずーっと「METAL GALAXY」を聴いていたので、パターン③を書き写すのを忘れてました。
では、さっそく。
パターン③ 様々な評論家、制作側、一般的な評判からのインプットがあったうえでさらに聴いたときの印象。
「IN THE NAME OF」が最初のオープニングでもよかったのではないか、という前回の感想もあながち間違っていなかった。
なるほど、そういう意図で構成されていたのか・・・・。
「DA DA DANCE 」は一般的には衝撃度(斬新度)は高かったというが、個人的には一番しっくりきたのだが・・・。
「Oh! MAJINAI 」がSumetalが一番好きというのは意外であった。
「Brand New Day 」も、すごく斬新な感じがするという意見が多い。
「DA DA DANCE」も含め 80年代から90年代の国内で流行した音楽を背景に作成しているらしいので、(この時期は私の青春時代、感受性が抜群だったころだ)
私の頭のどこかにこびりついている感性に響いて、違和感どころかノスタルジー、なつかしさを感じます。
「Night Night Burn!」は実に6年前、「メギツネ」と同時期に生み出せれた楽曲らしい
そういわれてみると、なんか似ている。
歌詞も1stアルバムのいくつの楽曲と似ているフレーズが多々でてきます。
B×M×Cの人気が高いが、まだ好きにはなれない。
歌詞が今風。やはりこれもLiveでやるのだろうか。できるのだろうか。
様々な民族音楽(ざまざまのサブカテゴリのメタル)も取り込み、さらにBabymetalの世界は広がっていきます。
斬新!新たな可能性、METALの壁を壊す、BABYMETALの壁を壊す、、という賞賛や評価をされているが、普通にBABYMETALだと思う。
当初から、個人的な期待どおりのアルバム。
言い方を変えると、BABYMETALという器はものすごく許容力がある、ほんと文字通り「器が大きい」「可能性を秘めている」というなんでものありの音楽。BABYMETALという音楽。だから、それを超えるものは自分の中ではまだ想像できない。
超えたら、どうなるのだろうか。
個人的には、演歌METALとして「夜桜お七」「天城越え」のような歌をSumetalにやってもらいたい。あとはJAZZ Metal。(そんなジャンルはあるのか?)
既存のものを壊していくという気概を感じるが、そんな気負わなくてもいいと思います。でも、それほど新体制(2人組)に対する「不安」が大きかったのでしょうか。
あと、「最高傑作」という表現をよく聞きますが、これは広告的な意味しかなく、最新作は常に最高作になってしまいます。
何年後くらいたった後に「今思うと、あれは最高傑作だね」というのが正しいと思います。「傑作」というのも客観的にはむずかしいですが。
いずれにしても、このアルバムは「手間」「時間」「お金」をじっくりかけて、そして作りこみ、こだわりが発揮された「スタジオ アルバム」だと思います。
もう昔から聴きこんだアルバムのように最初からずーっと聴けます。
傑作かどうかわかりませんが、今一番大好きなアルバムです。
で、一番最初に言った「もうBabymetal 、音楽だけでもいいかもしれない」という境地(?)に至ったのです。
ヴィジュアルもエンタテイメントとしてのBabymetalとして大事なのですが、このアルバムを聴いているだけで、Moametalのダンスが目に浮かぶ・・・(妄想ですが)。
このアルバムを聴くと、昔の様々なアーティストの音楽が聴きたくなります。
今日はキング クリムゾンとピンク フロイドあたりか。そして、コーネリアス。
なぜか、バリバリ、ゴリゴリのヘビメタではないものが聴きたくなる。
しかし、広告にえらくお金かけますなー。
でも、ここまで世界で成功した日本のミュージシャンはいないのは、もう間違いないかもしれません。
やはり、東京オリンピックには、彼女たちがオープニングアクトとしてふさわしいか。